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経皮的肺生検の合併症と胸痛へのアプローチの共通点

執筆者の写真: Haranaga ShusakuHaranaga Shusaku

本日の症例は前胸壁に近い縦郭側の肺内の腫瘍性病変に対して、内視鏡的にアプローチが困難であった。

医学生より、経皮的に生検はできないのですか?との問いがあった

次のアプローチとしては適切である。

そこで、経皮的肺生検を行う際の合併症についてディスカッションした。

医学生A:気胸です

医学生B:患者さんは何歳でしょうか。

Dr H: 50代だね

医学生B:じゃあ胸腺は大丈夫ですね

DR H:おぬし中々やるな


General rule 

侵襲的な処置をするときは解剖学的に考えよう

胸壁から穿刺するのであれば皮膚→皮下組織→肋骨、肋軟骨および筋肉(外肋間筋→内肋間筋→最内肋間筋)→肋間動静脈・肋間神経→壁側胸膜→臓側胸膜→肺実質


この考え方は同部位に痛みを訴えた患者にも応用可能である

前胸部痛の患者では皮膚から胸膜まで組織のいずれかが痛みの原因になっていることを想起する。

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