新型コロナウイルスの影響で、一時的に中断していた。研修医むけの共通レクチャーを6月3日より再開しました。今回のテーマは「頭痛」演者は脳神経外科の小林先生(当院の臨床研修の修了生です)が担当されました。感染予防のため、演者のところには透明シートのシールドを設置、参加者は間隔をあけて座ってもらいました。
今回のレクチャーでは実際の患者さんの臨床情報を呈示し、診断を想起させるcase basedの形 でお話いただきました。「脳出血:視床出血」「SAH」などのcommonな疾患から「髄液瘻」「脳腫瘍」「低Na+副腎不全での頭痛」など様々な症例を呈示いただきました。研修医にも適宜質問がとんでいました。
当センターの共通レクチャーは各自のミニホワイトボードに質問の回答を書いて掲げる、クイズ番組方式を採用しています。指名ではなく、全体に回答させることで全体の理解度を確認しながら進行することができます。今回も正解率の高いものから一人だけ正解の症例、誰も回答できないものまで様々でした。参加者自身も個々の診断能力が、他者と比べてどうか認識できたのではないかと思います。
次回は「胸痛」がテーマです。commonな徴候に強くなって、臨床現場でもどんどん活躍していただきたいですね
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