平成30年4月6日に沖縄県医師会館で開催されました、第10回沖縄県医師会研修医歓迎レセプションでは、県内の3つの臨床研修病院群を代表し激励の言葉を送る機会を得ました。
いかに、その時の原稿を残します。
当日は原稿見ていないので多少内容が異なっているかもしれませんがそこは了承いただきたいと思います。
みなさんこんばんは。ただいまご紹介にあがりました、琉球大学附属病院 総合臨床研修・教育センターの原永です。本来であれば当臨床研修センターのセンター長であります垣花教授がご挨拶すべきところですが、所要のため参加できませんので、多くの先輩方の前で恐縮ではありますが、私が代わって激励の挨拶させていただきます。
この度、晴れて初期研修医として医療の道に足を踏み入れた皆様、そしてそれを迎える各臨床研修病院、研修病院群の皆様、そして医師会関係者の皆様この度は本当におめでとうございます。
研修医の皆さんが、臨床研修50年という歴史のある沖縄県の地で、臨床研修を開始されることを、臨床研修に携わるものの一人として大変うれしく思います。新しい臨床研修の1ページとなることに皆さんも誇りをもっていただきたいと思います。
みなさんもご承知のこととは思いますが、沖縄県においてはRyuMIC、群星、県立病院群という3つの臨床研修病院群がありますが、この3つの研修病院群は、医師会や県のサポートもうけながら、連携して、研修医の皆さんのオール沖縄体制で臨床研修事業に取り組んでおります。その一つとして、今年は2日後4月8日に沖縄クリニカルシミュレーションセンターで開催されます、初期研修医シミュレーショントレーニング 「通称:県トレ」では、毎年県内のほとんどの臨床研修病院からスタッフが駆け付け、皆さんの臨床研修の入口をサポートします。また昨年度から浦添総合病院の北原先生を中心にして開始されました、レジデントデイ、研修医OSCEでは1年目の研修医対象の「到達度を評価し、あらたな目標をもち、何より楽しむことをゴールに設定した」OSCEを県内多くの臨床研修病院から指導医やNs、事務の方々が駆け付けて執り行うことができております。
また、私共がRyuMICで毎年開催しております指導医養成セミナーでは、3つの病院群先生方にタスクフォースや演者として参加いただき、皆様を厳しくかつ優しく適切に導いてくれる、県内の指導者の養成にご協力いただいております。
H16年に初期臨床研修制度が始まり、当時、今の皆さんと同じように初期研修を開始した、皆さんの先輩方は今や、県内外において立派な指導医として活躍されています。
このように沖縄県は各病院に臨床研修に熱意をもった指導医が多く存在し、沖縄県全体研修医を育てていこうという
この先、研修中に様々なことで、困ったり悩んだりすることがあるかと思いますが、そんな時は、ぜひ頼りになる指導医や一緒に研修する同期を頼っていただければと思いますが
それでも立ち止まることがある場合に思い出してほしい、孫正義会長の言葉を紹介したいと思います「迷った時ほど遠くを見よ。近くを見れば見るほど船酔いする。あらがみえてくる。遠くまで見てみると、実はそんなものは誤差だとわかる」、実はこの「遠くを見る」という言葉は先ごろ残念ながら亡くなられた日野原重明先生も語られた言葉です。目の前この前のことも大事ですが、自分が将来どのような医師を目指していくのかイメージしながら、皆さんがこの先2年間の研修生活を実りのあるものとしていただければ沖縄県の研修をサポートするものの一人としてうれしく思います。
以上、簡単ではございますが、臨床研修病院群を代表して、私の激励の言葉とさせていただければと思います。
研修医の皆さんこの度は本当におめでとうございます。今日は、研修病院群の垣根を超えて、研修医、指導医ともに交流を深めていただければと思います。
平成30年4月6日 琉球大学 臨床研修センター 原永修作
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